OOTA DOJO++

よくひどい目に合うOOTA DOJO代表太田純一の楽しい日記

7月10日 2000年思い出編

桜庭選手がUFCの殿堂入りをしました。
すごいです。
かく言う私も桜庭選手見てMMA始めた口なのです。
(観始めたのはパンクラスですが!)




時は2000年、プライド観た僕は桜庭選手がガンガン強そうな外国人を倒すのを観て「自分もやってみたい」と思いました。
当時は総合格闘技のジムなどほとんど無く、頭のおかしい僕は高田道場の新弟子入門テストを受けに行ったのでした。
我ながらここらへんの行動力ってすごいと思います。
もちろん悪い意味です。



試験当日、現場に来たのは確か10人くらいいたかな。
松井大二郎さんに腕に油性ペンで2番と書かれました。
みんな何か格闘技やってたり、まったくの素人だったり色々です。
試験はとってもキツイもので、アヒル歩きやったり腕立てしたりジャンピングスクワットしたり…とにかくキツかったです。
途中何人か棄権しましたが、僕は体力試験最後まで完遂。
最後はグラップリングのスパーでした。



組技全くの素人だった僕は前日に格闘技通信で「ペケーニョのギロチンチョーク」を読んできました。
嘘っぽいですが、これが結構極まりました。
今考えると自分含めみんな素人だったのですね。
「おお〜2番、やるじゃん」
と、桜庭さんに褒められたのを覚えています。
「じゃあ2番、次あいつとやろうか」
高田さんにそう言われ指の先を見ると、その先にいたのは2mはあろうかという外国人。



死んだ…。


☆☆☆☆
受け身すらよく知らない僕は餅つきよろしく、ビッタンビッタンのギタギタにやられました。
首締められて目の前が暗くなって死ぬところでした(笑)



そんなわけでスパーが終わり、最後に合格者発表。
合格したのはさっきスパーリングした巨漢外国人、あとは経験者の大きい人。
私は「背が小さい(173cm)のと体重が軽い」と言われて落ちてしまいました。



ちなみにこの時僕をギタギタにした巨漢外国人というのが、今パンクラスのインタビュアーをしているスチュワート氏なのです。
こんな事ってあるんですね。
久しぶりに会って当時のこと聞いたら覚えててくれて嬉しかったです。




帰り道、落ちてしまった人と一緒に帰りました。
来年また受けるそうです。
すごいな、と思いました。
じゃあ僕も来年受けようと思いました。
でもやられるのは悔しいしなんか練習出来ないかな、とネットで探したら家の近所にジムがあるようでした。
パラエストラ八王子」
今思うと多分塩田さんだと思うのですが、電話したら「まだ出来てないんだよね。出来たらまた来てよ。」と言われました。
残念です。


そんなわけで僕は次に近い(と言っても20kmくらいある)隣町の木口道場へ行きました。
見学に行ったらなんだか怖い人ばかりで心配になりました。
でも総合格闘技のジムってこんな感じなのかな…と思いつつ入門。
そんなこんなで僕の総合格闘技人生が始まったのでした。




もちろんそこでも自分由来で沢山ひどい目に会うのですが、それはまた別の話。




またおって(・∀・)/